実験-14 音と振動の科学「コケコップ(幅崎 雅仁)

実験-14

(おと)振動(しんどう)科学(かがく)「コケコップ」   (幅崎 雅仁)

 ギターの音はどこから出ているのでしょうか。ギターは(げん)をはじいて振動(しんどう)させ、その周り(まわり)空気(くうき)が振動(しんどう)することで音が出ているように思えますが、弦は細く(ほそく)(ひょう)面積(めんせき)も小さいので小さな音しか出ません。弦の振動は、弦を止めているブリッジに伝わります。ブリッジは(きょう)(ばん)にくっついるので、振動(しんどう)響板(きょうばん)に伝わります。ギターの響板は(おもて)(うら)にあり大きな(おおきな)(ひょう)面積(めんせき)を持つので、大きな音となって周囲(しゅうい)(つた)わるのです。紙コップとタコ糸で大きな音の出るおもちゃを作ってみましょう。

家庭かていでよういするもの

はさみ

スティックのり

マスキングテープ(セロハンテープ)

送付そうふされるもの (家庭かていおくられてくるもの)

底に穴の開いた紙コップ(大•小各1個)

色画用紙(赤)の小片2枚

色画用紙(黒)の穴あけパンチ6枚(重ねてあけています)

タコ糸2本(太・細)

つまようじを折ったもの2本

ふきんの小片1枚(もし足りなければ作ってね)

これが送られて来ます。

実験じっけん内容ないようについて

 紙コップのタコ糸と取り付けて、濡れふきんで扱きます。糸とふきんが擦れたとき、とても大きな音が出ます。

糸の小さな振動が紙コップに伝わり、周りの空気を大きく揺らしているのです。

紙コップのサイズは2種類、糸の種類も2種類用意してあります。この組み合わせの違いは音に影響するのでしょうか。

ただの紙コップだと面白くないので、色画用紙でニワトリのように飾り付けてみましょう。

あまり先に伝えてしまうと楽しみがなくなってしまうので、あとは当日のお楽しみにね。

完成!

詳しい実験方法は,後日,テーマによってはそのpdfファイルを見られるようになります。